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2022年9月20日のブックマーク (2件)

  • 植民地支配の「罪」をエリザベス女王は結局、最後まで一度も詫びることはなかった

    1961年には旧植民地ガーナを訪れ、かつて栄えたアシャンティ国の王族に会った KEYSTONE-FRANCEーGAMMAーKEYSTONE/GETTY IMAGES <黒人奴隷を酷使して植民地で儲けたことで大英帝国の礎を築いたという過去を、逝去したエリザベス女王は謝罪しなかった> まずい、わが国は出遅れたぞ。16世紀の半ば、エリザベスという名のイングランド女王は周辺諸国を見回して、そう気付いた。見よ、大陸の諸王国は世界の果てまで領土を広げているではないか。 先鞭をつけたのはポルトガルとスペインだった。まずはポルトガルが15世紀半ばに西アフリカまで船を出し、現地の金を輸入し始めた。それからサントメという小さな島を占領し、大規模農場で「売買可能な商品」としての黒人奴隷を働かせるという画期的な手法を考案し、サトウキビの大量生産を始めた。 大西洋を南下してサトウキビを栽培・加工し、そこで働かせる奴

    植民地支配の「罪」をエリザベス女王は結局、最後まで一度も詫びることはなかった
  • クーデターと投獄を乗り越えた「愛の物語」は死刑執行で終わった | ミャンマー活動家夫妻の残酷な別れ

    軍事政権が復活したミャンマーではこの夏、30年以上ぶりに死刑が執行された。処刑された民主化活動家ので、自身も活動家であるニラー・テインが、刑務所内で育んだ愛、夫との最後の約束、そして軍政への怒りを語る。 服役と出所を繰り返しながら それは、固く折り畳まれ、ひそかに届けられた1通の手紙から始まった。 彼女は24歳、ミャンマーで国軍の独裁体制に反対する抗議運動に参加したことで投獄されていた。彼は25歳で、軍事政権に反対する学生運動家を動員した罪で20年の懲役刑を受け、その3分の1が過ぎたところだった。 最初は彼が彼女に手紙を書き、軍への服従を拒んだ彼女に賛辞を送った。彼女は、彼がヤンゴン市内で行った政治演説に惹かれたと返事をした。

    クーデターと投獄を乗り越えた「愛の物語」は死刑執行で終わった | ミャンマー活動家夫妻の残酷な別れ