実は、10日も古い情報で恐縮だが、国土地理院が、「住居表示住所」の提供を開始している。 住居表示情報をわかりやすく言い換えると、「号レベル」の住所ポイントだ。例えば、私の会社は横浜市西区みなとみらい2-3-5が住所だが、このみなとみらい2-3-5部分が住居表示で、今回提供されているのは、末尾の「5」レベル(号レベル)の情報だ。現時点では、横浜市,川崎市,名古屋市,大阪市のみだが、いずれ全国を対象にするとされている。国交省の「位置参照情報」に組み合わせることで、住所と緯度経度の対応の精度が飛躍的に向上することになる。 このレベルの住所ポイントは、今まではゼンリンなどの大手の地図会社が独自に整備したものを購入する以外には入手の方法が無かったが、国土地理院の今回のデータは無償で提供される。用途によっては測量法にもとづくの承認を得る必要があるが、通常のアプリケーションでの利用ではおおかた許可される