ニューヨーク・タイムズの編集局特命チームが、編集主幹、編集局長らにあてた編集局デジタル改革レポートを、ニュースサイト「キャピタル・ニューヨーク」が報じていた。 レポートを取りまとめた10人の改革チームのリーダーは、アーサー・グレッグ・サルツバーガーさん。タイムズのサルツバーガー会長の長男で、2009年入社、まだ30代のサラブレッドだ。 ジル・エイブラムソン編集主幹とディーン・バケット編集局長連名の社内向けメモによると、昨年7月にチームの人事が公表された当初、与えられたミッションは新たな課金プロダクトの開発だったという。だが検討を進めるうち、サルツバーガーさんらは編集局そのもののデジタル化が急務と直訴し、今回のレポートに至ったようだ。 新商品開発を命じたら、組織改革案が出てきた――こういうことは、新聞社に限らず、およそ普通の組織ではあり得ないようにも思えるが、そこはサラブレッドのなせるわざか
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