エジプトの首都カイロ(Cairo)郊外で、新型インフルエンザ対策で殺処理されたブタの投棄場(2009年5月14日撮影)。(c)AFP 【5月18日 AFP】新型インフルエンザ対策としてエジプトでブタが殺処理されている件に関連し、インターネットの動画投稿サイト「ユーチューブ(YouTube)」に投稿されたビデオ映像の残酷な殺処理方法に、猛抗議する声が殺到している。 ビデオを投稿したのは、エジプトの独立系新聞アルマスリ・アルヨウム(Al-Masri Al-Yom)。鉄の棒で打ちのめされるブタや、次々に刺される子ブタ、また生きたままブルドーザーのシャベル部分に蹴り落とされるブタたちなどが撮影されていた。 このビデオは先週末にユーチューブで公開されて以来、戦慄を覚えたイスラム教徒やキリスト教系のコプト教徒らの猛反発を招いている。コプト教会の信徒らはエジプトの養豚業界を担っており、またイスラム教徒ら