2008年9月18日のブックマーク (2件)

  • 名取洋之助『写真の読みかた』 - 1/365*morio0101

    写真は必ずしも真実を伝えるとは限らない。「真を写す」という名を持つメディアは、使い方次第で実にたやすく多くの人々を欺くことができる。前後の文脈から切り離した写真に新たな物語を付与することで、意図的に驚くべき新事実を捏造することが可能なのであった。日常にあふれかえる「嘘」や「やらせ」の片棒を担ぐ写真を、我々はどのように読み解けばよいのだろうか。 2002年にちくま文庫から出た新藤健一の『崩壊する映像神話』は、こうした写真や映像の持つ「魔力」について検証した書であった。誰もが知っているような事件を取り上げ、それを伝える写真と映像がどのように使われていたのか、具体的に考察がなされている。一人歩きするほどに写真に力を与えてしまった人間は、それによって自らが欺かれるという愚かな無限ループに落ち込んでいる。 魔術的な写真の持つ力を理解した上で、それらをいかに読むかということを論じた書が、名取洋之助の『

    名取洋之助『写真の読みかた』 - 1/365*morio0101
    Hi32
    Hi32 2008/09/18
    1963年初版。写真の相貌がまるで変わってしまう「トリック」を披露。写真の虚実や文字と写真の関係、組写真のもたらす新たな物語の妙。写真を読むことを意識し始めると、今度は撮ることや見せる事にも意識的になる。
  • LIFE&ART | コズフィッシュの「美しい本」 | コズフィッシュ: モリスの模様

    閑静な住宅地にある自宅兼事務所にお邪魔した。 入口の赤い車が愛らしい。祖父江さんと安藤さん、こんにちは。 「引っ越したんです。これ、ご案内のはがき。作ったんですけどね」と祖父江さん。おびただしい数の段ボールを、引っ越し屋さんが900まで数えてあきらめたほど、荷物が多くて大変だったそう。「はがきを出す時間がなかったから、来てくれた人に配ってるんです!」 題に。まずはの内容についてイメージを持ってもらうため、展覧会のテーマといま開催する意義を説明し、300点近い出品作品を見てもらう。 変わった家具や器が出てくるたびに「あ、これなに?」「なにに使うもの?」「わかった!」とついはしゃいでしまう祖父江さん。対照的に安藤さんは、じいっと何やら考え込んでいる。クライマックスの一つ、ウィリアム・モリスの作品群を見る。アーツ&クラフツ運動を先導した重要な作家だ。祖父江さんに、モリスのことを聞いてみた。

    Hi32
    Hi32 2008/09/18
    黄金律は美しいけど、死んでいる。生命力はあっちこっちずれている。機械的なデザインは美しいが、うすっぺらいって話。手書き文字が注視されるわけだ。活字の方が読みやすいのに。加減が難しい。