東京都の石原慎太郎知事(79)は11日の定例会見で、尖閣諸島(沖縄県石垣市)の購入構想に絡み都が設置した寄付口座に、約4億7000万円が寄せられたことを明らかにした。1億円を寄付することを申し出た起業家もいたという。 石原氏は冒頭で、4月27日に開設した寄付口座に、今月11日正午現在で3万5821件、計4億6979万6129円の入金があり、これとは別に「ある起業家から1億円の寄付の申し出があった」と明らかにした。 「日本人も捨てたものじゃない」と石原氏は感激したが、その起業家は誰なのかが気になるところ。東日本大震災では有名経営者や芸能人、スポーツ選手が相次いで億単位の義援金を供出して話題となったが、今回は政治色が濃いためか、石原氏は起業家の名前は伏せた。 尖閣購入価格は「10-15億円になる見込み」(関係者)といわれており、これが事実とすれば15日間でその価格の半分から3分の1近くが