ハマス幹部暗殺事件を捜査中のドバイ警察が外国人スパイに国外退去を通告。身分を隠して活動する情報工作員には大きな痛手だが すべての外国人スパイは、1週間以内にドバイをはじめとする湾岸地域から退去せよ----アラブ首長国連邦(UAE)ドバイの警察は10日、そう通告した。世界中のスパイの間ではこの退去通告は広く知れ渡っているが、アラブ世界のメディア以外ではあまり報道されていない。 ドバイに拠点を置く新聞「ガルフ・ニュース」は、ドバイ警察のダーヒ・カリファン・タミム長官がこの退去通告を認めたと報じている。タミムは、今年1月にドバイのホテルでパレスチナ過激派ハマスの幹部マフムード・マブフーフが暗殺された事件の捜査を指揮している。 「現時点で湾岸地域にいるスパイは1週間以内に退去しなければならない。さもなくば必要な措置を講じる」と、タミムは発言したと報道されている。対象となるスパイはヨーロッパ諸国のパ