bookとAFRICAに関するHiraiのブックマーク (3)

  • 哲学者、翻訳家・中山元の書評ブログ『呪術化するモダニティ 』阿部年晴,小田亮,近藤英俊編(風響社)

    →紀伊國屋書店で購入 「アフリカ呪術の「現代性」」 書は、さまざまな視点から、アフリカの呪術と宗教的な現象を考察しようとしたものだ。とくに千年紀資主義の議論、現代における呪術分析の三つの落とし穴、そして後背地的なものについての考察を面白く読んだ。 □千年紀資主義 まず千年紀資主義の議論は、アフリカの宗教的な現象から、、現代日の問題を裏側から照らしだそうという逆説的で、興味深い試みだ。ポストコロニアル人類学など、文化人類学の最新の成果をとりいれながら、しかもそれをアフリカだけの考察にとどめないというところがおもしろい。 編者によると、それが可能であるのは、アフリカがネオリベラリズムの犠牲となった「先進国」(笑)だからだという。IMFの主導でアフリカ諸国は一九八〇年代からネオリベラリズムを強要されてきたのであり、その被害が顕著になっているのであり、「日社会もそれに追いつき始めた」(

    哲学者、翻訳家・中山元の書評ブログ『呪術化するモダニティ 』阿部年晴,小田亮,近藤英俊編(風響社)
  • ヤバイぞ、この「中間報告」~『アフリカ・レポート』 松本仁一著(評:後藤次美)【奨】:日経ビジネスオンライン

    たとえば、グーグルの窓に「ジンバブエ ニュース」や「ジンバブエ インフレ」と入れてみる。すると、現在のジンバブエが未曽有のハイパーインフレに襲われていることを伝える記事やブログの数々がたちどころにヒットするだろう。 ものの5分や10分調べれば、ジンバブエの年間インフレ率が、今年の5月には220万%、6月には1000万%を超える異常な数値に達していることや、そのために「1000億ジンバブエ・ドル札」が発行されているなんてこともわかるに違いない。 いや、そんな興味位の事実よりも、経済崩壊に至る歴史的な背景を知りたいという向きにも、ウィキペディアがその経緯をコンパクトに解説してくれている。1時間もネットとにらめっこをしていれば、ちょっとしたジンバブエ博士のできあがりだ。 でも、「検索」だけでは知りえないこともある。 書は、朝日新聞の記者として30年近くにわたってアフリカを取材し続けてきた松

    ヤバイぞ、この「中間報告」~『アフリカ・レポート』 松本仁一著(評:後藤次美)【奨】:日経ビジネスオンライン
  • アフリカは

    「なぜ、アフリカは貧しいのか?」あるいは、「どうすれば、アフリカ貧困から脱出できるのか?」に具体的に応える一冊。 内戦・旱魃・伝染病、アフリカ貧困を訴える慈善団体は、その理由に事欠かない。死に瀕している幼児の映像は物だが、莫大な募金や政府開発援助がそこまでたどり着かないことも事実。 最貧困層のためにあるはずの援助の実態は違っており、「援助とは富裕国の貧困層から、貧困国の富裕層への富の移転にすぎない」という皮肉は、残念ながらあたっているという。ではどこへ? わかりやすく言えば、高級ホテルで行う会議や、議員先生たちのワシントンへの出張旅費、それに外国人の援助スタッフを連れまわすためのランドクルーザーの購入費に、援助資金の多くが費やされているのである。 ニューヨーク支所の高額なテナント料を払うために、栄養失調幼児をプロパガンダする「慈善団体」があることは知っていたが、腐敗した国の権力者も同

    アフリカは
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