Q:かつて、日本で走るクルマは時速100キロを超すと「キンコン♪キンコン♪」と鳴る速度警告音が鳴っていましたが、いつのまにか廃止されてましたね、速度警告音はなぜいきなり無くなってしまったのでしょうか? かつて“ターボ車”ばかりだった日本車たち A:それは、主にアメリカからの圧力によってです。 1980年代、日本の貿易黒字が急拡大し、中でもアメリカに対する黒字が巨額に膨れ上がり、大きな日米問題になりました。アメリカは閉鎖的な日本市場に対する非難を強め、いろいろな問題点を追及したのです。 自動車に関しては、すでに関税はゼロにされていましたが、日本のさまざまな規制が「非関税障壁だ」と指摘されました。最大のものは「3ナンバー車の自動車税が高いこと」。その他、反射板のサイズの規定など、日本市場の些細な規則を守るために、輸入車は細かい改造をしないと売ることができませんでした。 その中のひとつが、速度警