東京都の石原慎太郎知事と大阪府の橋下徹知事は1日、都庁で会談し、大阪を東京に次ぐ「副首都」に位置づけることで合意した。 東日本大震災後、首都機能の分散化を求める声が高まる中、首都圏での大規模災害時に大阪がバックアップ拠点となることを想定しており、橋下知事は会談後、記者団に「府市再編で大阪都が副首都を担えるよう都市機能を整備していく」と述べた。 出席者によると、会談で橋下知事が「日本全体のことを考えれば、東京に並ぶ都市をつくっていかなければならない」と副首都構想を提案。石原知事も「遷都には反対だが、首都をバックアップする副首都は賛成」と応じたという。 会談には、副首都構想が持論の石井一・民主党副代表も同席した。