我が国における有害物質「ホルムアルデヒド(HCHO)」の水質基準値は1リットル当たり0.08ミリグラムである。そのホルムアルデヒドが2012年5月15日に埼玉県春日部市にある庄和浄水場で行われた水道水の水質検査で検出された。当日検出されたホルムアルデヒドの数値は水質基準値を下回っていたが、5月17~18日に採水した庄和浄水場ならびに上流の行田浄水場で行われた水道水の水質検査ではホルムアルデヒドが水質基準値を上回って検出された。17日夜に採水した行田浄水場のホルムアルデヒドの検出値は1リットル当たり0.168ミリグラムと最大値を示した。 利根川水系に属する2つの浄水場で基準値を超えるホルムアルデヒドが検出されたのに続いて同水系の浄水場では次々にホルムアルデヒドが基準値を超えて検出された。このため、19日には同水系の浄水場7カ所が取水の停止あるいは制限を余儀なくされ、埼玉県および千葉県の一部で
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