航空自衛隊築城基地(福岡県築上町など)のメニューをレトルト化した「隊員食堂カレー」の第2弾、牛すじカレーの販売が6日、始まった。2011年7月発売のビーフカレーが約5万食も売れたことを受け、隊員でも年に数回しか味わえないという希少なメニューで再びヒットを狙う。 旧海軍時代から受け継いでいるカレーを町おこしに生かそうと、町観光協会(竹中利幸会長)が企画し、基地が協力。基地内の食堂では旧海軍の慣習にのっとり、金曜にビーフカレーを出しているが、牛すじカレーは2、3か月に1度しかないという。 主役のすじ肉は、普通の肉のような歯ごたえがある「引きすじ肉」を使用。これを4、5時間煮て柔らかくしてあり、あめ色になるまでいためたジャガイモやニンジンとともに味を引き立てている。ルーは、トマトの水煮を形がなくなるまで煮込んで隠し味に白みそを入れ、さわやかな風味とほのかな甘みの後にピリリとした辛さが味わえる