3月のダイヤ改定で廃止されるJRの寝台特急「あけぼの」(上野―青森)の最終列車の寝台券が、運行1カ月前にあたる14日、全国一斉に発売された。上野と青森を3月14日に出発する最終列車は、上下線ともに午前10時の発売開始直後に完売した。 あけぼのは10両編成で、上下線とも定員は個室や寝台などを合わせて221人。JR東日本の担当者は「発売から0秒台で購入できなくなった。秒数を計算できないほど速かった」と驚く。 廃止されるブルートレインは、鉄道ファンの間で急激に人気が高まり、切符が入手困難になる。2013年に廃止された寝台特急「日本海」(大阪―青森)の最終列車の寝台券は、発売開始から約15秒で完売した。 「あけぼの」の上野行き下りの最終列車は3月14日。青森駅を午後6時22分、秋田駅を同9時21分に出発する。(大久保貴裕)
3月のダイヤ改定で廃止となるJRの寝台特急「あけぼの」。全国でも残り少ないブルートレインに乗ろうと、全国の鉄道ファンが殺到している。寝台券は連日、発売と同時に完売。ネットでは数倍の価格で転売されるなど、入手困難な「プラチナチケット」になっている。 「あけぼの」は、上野―青森間を12時間半で結ぶ。現役の定期ブルートレインはあけぼのと北斗星(上野―仙台―札幌)のみ。国鉄時代に製造された「昭和の面影」が残る車両で、夜の静けさの中を走る雰囲気や、長時間の乗車で打ち解ける乗客同士の出会いなどの魅力もあり、廃止を惜しむ鉄道ファンも多い。 千葉県柏市の会社員、竹内貴裕さん(25)も、その一人だ。鉄道旅行が好きで、乗り納め旅行を計画した。あけぼのの定員は、個室や寝台などをあわせて約220人。週末や、廃止間近の2月は予約競争が激しくなると思い、平日で比較的取りやすい「1月木曜日の夜発」に狙って上野発青森行き
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