JR東日本が、新幹線の最高速度を時速400kmまで引き上げるための技術開発を行っています。車体に使用できる軽量素材の開発や、低騒音の台車の開発を進めているそうです。日本経済新聞が報じました。 新幹線高速化の3つのポイント 同紙によりますと、JR東日本が行っている新幹線高速化の技術開発のポイントは3つ。一つはマグネシウム合金車両の開発。現在はアルミニウム合金車両で、これもかつての鋼製車両に比べればずいぶん軽いのですが、マグネシウム化でさらに軽くします。 2つめのポイントは、低騒音台車の開発。これまで、新幹線の騒音対策はパンタグラフの風切り音の低減が主だったのですが、台車の空気抵抗も減らしてさらなる低騒音を目指すそうです。 3つめとして、車軸に使う潤滑油も改良します。車軸が回っても軸受けの部品に摩耗や変形が生じないような潤滑油を開発しています。 そのほか、高速化しても制動距離が長くならないため