駐英エクアドル大使は28日、在英同国大使館に長期滞在中の内部告発サイト「ウィキリークス」創設者、ジュリアン・アサンジ容疑者(41)が慢性肺感染症を患っていることを明らかにした。AP通信が伝えた。 アサンジ容疑者は英最高裁によりスウェーデンへの移送を命じられたが、今年6月に同大使館に駆け込み政治亡命を申請。8月にエクアドル政府が亡命を認めたが、英国は出国を認めず、両国間の外交問題に発展している。 同大使は詳しい病状については明らかにしなかった。大使館滞在の長期化を受け、アサンジ氏の病気を強調することで、英側を揺さぶる狙いがあるとみられる。(共同)