京阪電気鉄道の京津線で京都と大津を結ぶ800系、石山坂本線を走る600形、700形のカラーデザイン変更が進んでいる。ブランドイメージの統一という同社の戦略の一環で平成29年4月から着手し、来春に全車両の塗装工事が終了。大津線だけで見ることができた独自塗装の車両はまもなく見納めとなる。 京都市営地下鉄東西線に京津線から直通運転するため、平成9年に登場した800系。琵琶湖をイメージしたパステルブルー、日本の伝統色である灰白をベースに刈安(イエロー)の帯を巻いた塗装だった。800系だけに施された品のあるカラーリングは利用客らに好評を博した。 京阪では20年から、新たな京阪ブランドの確立を狙いとして、中之島線開業用の新型車両投入にあわせ、大阪、京都を走る京阪線(京阪本線、中之島線、鴨東線、交野線、宇治線)の全車両のカラーデザイン変更を進めた。このとき対象外だった大津線に今回、変更の波が及んだかたち