日本の工業高等学校の現状と発展の方向日本の工業高等学校の現状と発展の方向 The Status Quo and Direction of Development in Japanese Technical High School 工業高校を中心とした技術教育の展望と課題について述べています。 ここでいう機械技術教育とは、将来就く職業を意識しながら、頭と体を動かして、さまざまざモノ作りや実験に自発的に取り組む学びの活動のことです。 １．緒言 我が国における工業教育は1899（明治32）年に実業学校令と工業学校規定が公布され、その制度が確立した。また、1921（大正10）年の工業学校規定の改正により、工業学校と徒弟学校は工業学校に統一された。著者の勤務する東京工業大学工学部附属工業高等学校は、1886（明治19）年に東京商業学校（一橋大学の前身）附属商工徒弟講習所職工科として始まり、1890（明治23）年１月に東京職工
