東京電力(勝俣恒久会長)は4日18時50分、福島第一原発5号機と6号機に貯まっている放射性廃液の海洋放出を行うことを発表した。同日19時と21時に実施する。 19時に放出されるのは、集中廃棄物処理施設に貯まっている「低レベルの滞留水」(約1万t)。 集中廃棄物処理施設に貯まっている「低レベルの滞留水」は、10台のポンプでくみ上げて海中に投棄する。ポンプの能力は10台で1時間当たり20tの排水能力がある。すべて完了するまでに最短でも50時間かかる。 また、21時には5号機と6号機のサブドレンピットに保管されている「低レベルの地下水」も放出される。予定されている排出量は、5号機は1000t、6号機は500t。サブドレインピットには、これ以上の地下水があるが、今回排出されるのは合わせて1500t。 この放出について、東電側はこうコメントする。 「低レベル滞留水等の海洋放出にともなう影響としては、