すべてが始まった3月11日夜、福島第1原子力発電所2号機が電源喪失と冷却不足で「炉心溶融の可能性」と報じられた。菅直人首相はじめ政府から東京電力に対し「ベント」と呼ばれる排気操作が指示された。原子炉圧力容器の圧力が高くなり危険であるうえ、消防ポンプ車で海水を炉心に緊急注入するには、内部の蒸気を抜いて圧力を下げる必要があったからだ。原子炉内は高圧で、消防車の力では水を入れられない。東電はベント操
![原発「安全神話」に葬られた日本製災害ロボット 編集委員 滝順一 - 日本経済新聞](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/25cd3f5099a0fa4bfdbac1d643e4a63546d19974/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Farticle-image-ix.nikkei.com%2Fhttps%253A%252F%252Fimgix-proxy.n8s.jp%252FDSXZZO2643763009042011000002-12.jpg%3Fixlib%3Djs-3.8.0%26auto%3Dformat%252Ccompress%26fit%3Dcrop%26bg%3DFFFFFF%26w%3D1200%26h%3D630%26s%3D6ad417e19b6d41ce2b0f3a30a251502f)
経済産業省原子力安全・保安院は14日夕の記者会見で、福島第1原子力発電所3号機について「原子炉の圧力容器で部分的に急な温度の上昇が見られた」と明らかにした。容器の上蓋と本体の接続部(フランジ)の下部で12日時点の144度から14日時点で165度に、シール部分では同じく170度から250度に上昇したという。
大震災は「想定外」ではなく、発生日時や震源などは予測できないものの、起こること自体は容易に想定できた――。地震学を専門とする東京大教授が14日、こうした見解を英科学誌ネイチャー(電子版)に公表した。見解を公表したのは、ロバート・ゲラー東京大教授。同教授によると、チリやスマトラ沖など環太平洋地域では過去100年間に、東日本大震災と同様の
経済産業省原子力安全・保安院は13日、東京電力福島第1原子力発電所4号機の使用済み核燃料プールの上空6メートルで12日昼に測った放射線量が毎時84ミリシーベルトだったと発表した。「燃料はプールの水の中にあり問題はない」(保安院)としているが、原因の究明を急ぐ。保安院はまた、東日本大震災の余震が相次いでいることを受け、東電に対して福島第1原発原子炉建屋の耐震性を評価し、耐震補強工事を検討するよう
文部科学省は12日、東京電力福島第1原子力発電所の事故による海への放射性物質の流出について、拡散状況を予測するシミュレーション(模擬実験)結果を発表した。12日までの流出分で予測すると、5月1日には福島県沖の全海域で国が定める濃度限度以下になるという。同省所管の海洋研究開発機構の海流予測技術を応用し放射性ヨウ素131とセシウム137の拡散を予測した。東
東京電力の藤本孝副社長は8日昼の記者会見で、清水正孝社長による福島県を訪問について「復帰すれば当然やらないといけないのではないかと私個人は思う」と述べた。以前、訪問を断られた経緯にも言及し「社長がどう判断するか分か
経済産業省の原子力安全・保安院は12日午後2時、東京電力の福島第一原発1号機で原子炉の心臓部が損なわれる「炉心溶融が進んでいる可能性がある」と発表した。発電所の周辺地域から、燃料の核分裂に伴うセシウムやヨウ素が検出されたという。燃料が溶けて漏れ出たと考えられる。炉心溶融が事実だとすれば、最悪の原子力事故が起きたことになる。炉心溶融の現象が日本で確認されたのは初めて。保安院は同日午後3時半、圧力
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