北朝鮮による韓国砲撃について、北朝鮮問題に詳しい識者らは「意図的な挑発行為」「北朝鮮内の内輪もめ」と論評。渦中の朝鮮学校への高校授業料無償化適用問題へも「批判が強まる」との見方が出ている。 関西大の李英和教授(55)は「砲撃は北朝鮮軍部の内輪もめであり、韓国と本格的な戦争をする気はない。ただ今後、軍内部の対立が収まらなければさらなる挑発行動が予想される。韓国は過剰に反応すると跳ね返りが考えられるため、これまで以上に冷静に対応しなければならない」。 同様に、拓殖大の荒木和博教授(54)も「砲撃は北朝鮮内部での権力闘争のトラブルの一つ」とみる。「韓国への攻撃だけで米国が動かなければ、米国の重要な同盟国である日本で脅しのためのテロを起こす可能性も考えられる。北朝鮮の体制が揺らいだときには拉致被害者の保護も考えなければならない」と話した。 ジャーナリストの萩原遼さん(73)は「砲撃が起きた地域は韓