【追加:こちらもご参照ください。GRAPE-DRの性能(その2) 2008/07/18 】 これも旧聞に属するマイナな問題の一つであるが、SC07の発表の中にGrape-DRがあり、そのPaperがUpされていたので、年内の忘れないうちに若干のコメントを加えてみたい。まあ次世代スパコンや地球シミュレータに比べればゴミではあるが、赤字財政の中で科学技術振興調整費として、15億円もの国税を支出しているのであるから、国民に対する「けじめ」は必要であろう。 Paperの要点は以下のようなものである。 ・科学技術計算には重力多体や分子動力学などLow Memory Bandwidthのアプリケーションがある。CFD、FFT、などはこの範疇ではない。 ・Grape-DRは、この分野向けに、2チップ(FPGA+ASICチップ)構成で設計した。 ・ASICチップには512の単精度演算コアと共有メ