日本では人件費削減のために、窓口がどんどんATMに置き換えられたりオンラインバンキングが発達したりしていますが、さすがに行員兼頭取たった一人の銀行ともなるとこれ以上切り詰めようがありません。ドイルのガムスフェルドの街には、頭取一人で約500人の住民だけを相手にするちいさなちいさな銀行が存在します。 頭取兼窓口係のピーター・ブライターさんは、預貯金の取り扱いからフロアの掃除までまさに銀行業務のすべてを一人でおこなっています。 ジーンズにジャージ姿で昼ごはんを買いに行く頭取。 ドイツにはこうした小さなコミュニティ向けの銀行がたくさんあるそうです。大きな銀行がどんどん破綻する中、個人向けに業務を行うことで堅実な経営が行われており、利子率もかなりよいのだとか。 週に1度、前頭取で2代目経営者のフリッツ・ヴォグトさんが手伝いにきます。ちなみに創業は1870年、ヴォグトさんの祖父によって行われました。
![頭取たった一人ですべてを運営するドイツの「ライフェイセン・ガムスフェルド信用金庫」](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/27b2fae988bcd9ec23d2043f35e59f0bde632554/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fdnaimg.com%2F2013%2F02%2F16%2Fgermanys-one-man-bank-in-r4h%2Ftitle.jpg)