大きな地震が発生したメキシコの路上で、奇妙な現象が目撃された。 まるで巨大動物が地中で大きく息をしているかのように、アスファルト道路の一部が浮き沈みを繰り返している。首都メキシコシティでこの現象に遭遇したのは、リゴベルト・レチューガ・シルヴァ氏。9月19日、同国プエブラ州で起きたM7.1の地震の揺れが続く中でのことだった。 シルヴァ氏は揺れる建物から避難し、通りに飛び出した。ゆさゆさと揺れている街灯を撮影しようと携帯電話を取りだしたとき、舗道が上下していることに気がついた。 何がコンクリートを歪ませたのか。この場面を見た科学者らは、考えられる仮説についてツイッターで意見交換を始めた。地球物理学者のミカ・マッキノン氏は、液状化が原因との考えを示した。メキシコシティは堆積盆地の上にあるため、激しい地震が起きると奇妙な地質学的事象が見られることがあると言う。(参考記事:「【動画】陥没穴が住宅をの