広帯域化を目指すBluetooth Bluetoothは、無線PNA(Personal Area Network)のカテゴリに含まれる近距離無線通信規格の1つ。PCとマウスやキーボード、あるいはヘッドセットと携帯電話をつなぎハンズフリー通話を実現するなどの用途に活用され、どちらかといえば広帯域を要求されないモバイルデバイスに適している。 2009年4月に正式発表された最新版のBluetooth 3.0は、理論上のデータ通信速度が最高で24Mbpsと普及しているBluetooth 2.1+EDR(最大3Mbps)に比べると高速なものの、取り扱うデータの高品質化が進むモバイルデバイスにとって、数年を待たずして足かせにならないとはかぎらない。Bluetoothが広帯域化を進めるとすれば、使用する帯域の見直しは必然だ。 その未来を占うキーワードの1つが「UWB(Ultra Wide Band)」。