ニチイ学館は10月1日、日本マイクロソフトと医療機関向け事業で提携し、外科手術中の執刀医がKinectを使って“何にも手を触れることなく”PC画面を操作できるようにする医療支援システム「Opect」を発売した。 マイクロソフトのセンサーデバイス「Kinect」の活用で、PCをジェスチャー操作できるようにするシステム。執刀医が術中に滅菌器具を外したり他のスタッフに指示することなく患者の情報を閲覧できるため、衛生面の向上や診療業務の効率化などに役立つとしている。 新システムはマイクロソフトと東京女子医科大が共同開発し、ニチイ学館は販売と導入支援を担当する。日本マイクロソフトの織田浩義執行役によれば、Kinectを患者のリハビリなどに活用する実験はこれまで各国で行われてきたものの「手術室でKinectを活用するシステムの商用化は世界初」という。 東京女子医科大は新システムを半年前から先行導入し、