最近、図書館に行きましたか? あなたにとって、図書館とはどんな場所ですか? 住んでいる町や地域に、必ず一つはあるであろう公共図書館。 以前は、無料貸本屋という批判の声もよく聞かれましたが、近年、そんな公共図書館の役割や存在価値が、大きく変わりつつあります。 コンシェルジュが本を探してくれたり、館内のカフェやギャラリーで気軽に雑談できたりするなど、従来の「騒いではいけない場所」という図書館が大きく変わってきているのです。 図書館が地域を支援 「開館時間が延びた」「開館日数が増えた」「自動貸出機が導入された」「読書会や落語会、ぬいぐるみのお泊まり会など、イベントが定期的に開催されている」。これらは近年、全国各地の公共図書館で見られるようになった、新たな動きの一例です。 例えば、九段下駅(東京都千代田区)近くにある千代田区立千代田図書館。2007年5月のリニューアル開館以後、ビジネスパーソンに向