韓国の国防予算が初めて50兆ウォン(約4兆3640億円)を超える見込みだ。政府は戦時作戦権の転換を準備するために国防費を増やすと説明するが、日本・中国など周辺国を牽制する軍事力建設の名目もあることが確認された。これを受け、ステルス戦闘機を搭載して空母の用途で使用できる大型輸送鑑-II事業も来年から本格的に開始する。 政府は29日、50兆1527億ウォンの国防予算案を国会に提出した。今年の国防費(46兆6971億ウォン)に比べ7.4%増えた金額だ。文在寅(ムン・ジェイン)政権に入った2017年に40兆3347億ウォンだった国防予算は年平均7.5%ずつ増え、50兆ウォン突破を目前にしている。 来年の国防予算案のうち武器購買と性能改良に投入される防衛力改善費の比率は33.3%の16兆6915億ウォン。国防部は報道資料で「最近の不確かな安全保障環境を考慮し、わが軍が全方向の安保脅威に主導的に対応で