ここで、仕事をしているかどうかを、言いたくなかったけど、実は働いていない。先月、就職先は決まりかけてたけど、無理だと思って引きこもっていた。怖くて、朝、体が動かなくなっていた。 俺は社会不適合者で、世の中に出ちゃいけない部類の人間だと思った。だから自分を閉じ込めようとした。 明かりを消した暗い部屋の中で、すべてを投げ出して、ひたすらゲームをしていた。敵を殴り殺しても、引きこもり続ける自分が今後どうなるのかという恐怖は消えなくて……だんだん手に負えなくなるほど気味が悪くなってくる自分が、追いかけてきて、眠りにつく前に囁きかけてくる「お前はもうこのままで何も変わらない」と。 たまに外に出れば平均感覚がおかしい。風景がグラグラと揺れていた。スーパーの店員すらも、俺を疑っているように思えた。 一応世の中の動向を知っておかないと、社会に取り残されてしまう。だから起きてる時間はニュースやドキュメント番
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