トナン・大熊肇の(ほぼ文字についての)覚え書きです。 充分に検証していないこともありますので、眉につばをつけてご覧ください。 連絡先:hajimeアットマークtonan.jp(「アットマーク」を「@」に変えてください) 『文字の骨組み』2刷の間違いとご指摘 『文字の骨組み』初刷の間違いとご指摘 『文字の組み方』訂正箇所 「右」と「左」は書き順が違うのをご存じだろうか。 「右」は左払いを書いてから横線を書く。 「左」は横線を書いてから左払いを書く。 左の字が篆書、右の字が楷書の「右」である。 「右」という字は右手の形と「サイ」という祝詞を入れる器の会意字なのだが、右手の指にあたる部分が楷書の左払いになり、腕が横線になる。 だから左払いを先に書き、横線を後に書く。 古くは、左払いの起筆を引っかけていた。 これは、指の形のなごりなのだろう。 また、指は短く腕を長く書く。 だから「右」は、左払いが