2015年5月1日のブックマーク (3件)

  • 虚構新聞騒動に見る「弱者の論理という狂気」

    加藤AZUKI @azukiglg 「竹の子書房社勤務」というプロフィールをぶら下げていると、「出版社社員のくせに!」「マスゴミの一端を担いでるくせに!」「大企業の社員様はこれだから!」「社会的に抹殺されたいらしいな!」「竹の子書房を晒してやった!」と言われるアカウントがこちらです(´・ω・`) 2012-05-16 14:46:05

    虚構新聞騒動に見る「弱者の論理という狂気」
  • 「アマテラスの誕生―古代王権の源流を探る」溝口 睦子 著

    神話の最高神にして皇祖神とされている神といえばアマテラスというのが現代では一致する認識だが、原初からアマテラスがその地位にあったわけではない。アマテラスが皇祖神=国家神とされたのは七世紀で、それ以前はタカミムスヒが最高神であった。その転換はなぜ起こったのか?を近年の研究成果をまとめる形で推論を重ねて描き出した一冊。 五~六世紀以前の日は無文字社会であったから、史料はほとんど残っていない。ゆえにほぼ海外の文献と考古学上の調査から推定していくしかないのだが、そのような中でもほぼ学会で定説となっているのが、この七世紀頃に国家神がタカミムスヒからアマテラスへと転換したというものだ。では、その転換は何故起きたのか、そして何故アマテラスが選ばれたのか?答えは勿論「わからない」である。 その転換に至る古代の政体の変化を、当時の東アジア地域の変化との関係で、論を積み重ねて一定の方向性を指し示そうとし

    「アマテラスの誕生―古代王権の源流を探る」溝口 睦子 著
  • かつて、世界の至る所で「沈黙交易」が行われていたという

    世界史上、様々な地域でたびたび見られた商業形態の一つに沈黙交易というものがある。 十五世紀ごろ、西アフリカではマリ帝国の商人とニジェール地方の商人との間で以下のような取引が行われていた。 (赤坂憲雄著「異人論序説」P60) サハラからラクダに積んで運ばれてきた岩塩は、マリ帝国にはいると、長蛇の列をなした人々の頭にのせて金の産地まで送られる。ある水のほとりまで来ると、一行は岩塩を一列にならべておき、半日ほど来た道をもどる。金の産地の黒人は船で金を運んできて、交換をのぞむ塩の塊のわきに、それと見合う量の金をおいて姿を消す。塩をおいた側がもどり、そこにある金の量に満足すれば、金をとって去り、あとから金をおいた黒人があらわれて塩をとる。こうして、たがいに接触することも言葉をかわすこともなしに、塩と金との交換が成立したわけである。 あるいは日でも諸国の峠路の道中に中宿というものがあったと伝えられて

    かつて、世界の至る所で「沈黙交易」が行われていたという