宣伝会議から発売する『CMを科学する』の著者で、デジタルインテリジェンス代表取締役の横山隆治氏による、新たな「宣伝部の変革」をテーマにしたコラム。ネット黎明期からデジタルマーケティングの理論化・体系化に取り組み、ビジネスとして実践してきた氏が、リアル、マスをデジタルと融合した真のデジタルマーケティングのあり方について語ります。 長い間テレビ広告の仕事をしていると、CMの到達についてはアクチュアル(実際に放送されたときのCM視聴率)で世帯GRPとターゲットGRPを報告すれば良い、ということに疑いを持たない。 しかし、長くテレビ広告の仕事をしたのち、ネット広告ビジネスをゼロから立ち上げて20年続けてきた筆者が、いま一度テレビ広告の到達実態を把握しようとする時、次の2つのことを疑問に思うようになった。 ターゲットGRPをアクチュアルで把握したとして、GRPは視聴率の合算、つまりパーセントという割
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