春夏冬升弐大阪城――、ときおりこんな掛け軸を目にすることがある。 誰が考え出したのかは知らないが、商人というのはシャレが利いているというか、発想そのものが面白い。この読み方を知ったのがいつだったかは覚えていないものの、感心して大笑いしたことは覚えている。皆さん、読めますよね? 頭が柔軟でなければ、おそらくはこんな当て字は考えられないと私は思う。 凝り固まった頭では、春夏冬と書いて“アキナイ”と読ませる発想はまず芽生えない。ということは、モノを生み出す力、新しいモノをつくる力というのは、ユーモアを解する力やシャレっ気がモノを言うのではなかろうかとも思うのだが、このユーモアというものはたいへん難しい。 唐突ですが「週刊プレイボーイ」という雑誌があります。 女性は滅多に読むことのない雑誌かもしれませんが、機会があれば一度じっくりお目を通されてみることをお勧めします。というのは、業界で呼ぶところの