セッターとしてコートで存在感を放ち始めた狩野。全日本待望の大型セッター誕生への期待は高まる 【坂本清】 出番は、思いがけず早く訪れた。 1月19日、兵庫・姫路市立中央体育館で行われたV・プレミアリーグの一戦は、久光製薬スプリングスと東レアローズという昨年末の皇后杯決勝と同じ顔合わせとなった。19−10と久光製薬が9点をリードした場面で、ベンチに座る中田久美監督は、アップゾーンの狩野舞子を呼んだ。 セッター対角の長岡望悠に代わって狩野を入れ、セッターの古藤千鶴に代えて石田瑞穂を投入。前衛に回って来たセッターに代わって石田を入れることで攻撃の枚数を増やし、後衛に入るセッターが新たな展開を加える。それが“2枚替え”の狙いだ。 昨年8月のロンドン五輪でも、セッターの竹下佳江が前衛に回る終盤に、竹下と狩野が代わり、対角の選手とセッターの中道瞳(東レ)が代わる場面も多く見られた。 あの歓喜から5カ月、
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