43歳の若さで急死したラモン・デッカー(左)。写真は昨年モナコでのグローリー組み合わせ抽選のもの【写真提供:遠藤文康】 往年のキックボクサー、“地獄の風車”ことラモン・デッカー氏が不慮の事故死をした。43歳の若さだった。 キック引退後はサイクリングに打ち込み、日々トレーニングに汗を流しながらも、キックの後進の指導および各国でのキックセミナー指導に席を温める時間もなかった。昨年もグローリーシリーズ70kgトーナメントのモナコ抽選会にも招かれていた。 現地時間27日(水)にいつものサイクリングトレーニングをしている最中に突然の体調不良に陥り、そのままトンネルに激突し昏倒。同伴の仲間が救急に連絡し急きょヘリコプターによって病院に搬送されたものの間に合わなかった。体調不良の原因については現在調査中。 まさにオランダ格闘技界のレジェンドで、ジュニアヘビーのロブ・カーマンとウェルターのデッカー氏