イスタンブールでの視察を終え、会見するリーディーIOC評価委員長=平井隆介撮影 【イスタンブール=平井隆介】2020年夏季五輪開催に立候補している3都市を視察する国際オリンピック委員会(IOC)評価委員会は27日、最後の訪問都市トルコ・イスタンブールでの4日間の日程を終えた。記者会見したクレイグ・リーディー評価委員長(英)は「招致委員会の情熱と能力の高さに強い感銘を受けた」と話した。 リーディー委員長は、26日に夕食会を主催したエルドアン首相や好調なトルコ経済にも触れ、「政財界挙げて招致を支持している」と話すなどイスタンブールを高く評価する発言に終始した。ただ、委員長は先に訪れた東京とスペイン・マドリードでも否定的な言葉は発していない。 課題とされる交通渋滞については、フェリIOC五輪統括部長が「訪れてみて、どのプロジェクトがすでに始まっているのかよく理解できた」と述べた。ボスポラス