米政府は9日、米国務省のケビン・メア日本部長が沖縄県民について「ごまかしとゆすりの名人」などと発言したと報じられた問題で、メア部長を更迭する方針を固め、日本政府に伝えた。 日米関係筋が明らかにした。メア部長の発言を巡っては、沖縄県側が強く反発し、米軍普天間飛行場移設問題などに大きな影響を及ぼしかねないとみて、事態収拾を急いだものとみられる。 これに関連して、9日、来日したキャンベル米国務次官補は「個人的な思いからだけでなく、米国政府を代表して心から謝罪したい」と述べ、陳謝した。成田空港で記者団に語った。 また、キャンベル氏は日本で予定されている「すべての会談」で陳謝する意向を示した。10日午前の松本外相との会談でも謝罪する見通しだ。