司会者「で、いよいよ浜崎論に突入するワケですけども。ブッチャケ後悔してるでしょ?」 kenzee「約3時間にわたってYou Tubeで浜崎映像を漁りまくった。おそらく今夜は夢の中でエンリケやヨッチャンが登場し、激弾きしまくることだろう。しかし映像を観て思うのは浜崎バンドのメンバーの脈絡のなさってどうなのよ」 司会者「一応今やってるのは「J-POPの歌詞から90年代の想像力を読み取る」というものなのでサウンドの話はあとにしましょう」 kenzee「前回、J-POPのリアリズム革命に言及した。98年ごろを境に「無垢である」ことを免罪符に「自分探し」を続けるミスチル槇原ワールド、出会いによって全てがチャラになるコムロワールド、ひっくるめてファンタジーソングと呼ぶが、これらの偽善性を暴こうとする表現が見られるようになるのだ。スガシカオや椎名林檎が代表的だ。彼らはその露悪的な態度で偽善的な価値観を転