「手数とスピードがM-1ではポイント」というのは、前にリンクした【第49回“手数”論】(東京ポッド許可局)でも言われていたことだ。そのこと自体が、M-1での基本戦略である、ということに異論はない。 手数を多くするためにナイツの現状のスタイルはたぶんできたのだろうし、M-1出場者の中でいわゆる「漫才コント」が減ってきたり、本題に入るスピードが異様に早くなっているのもそこに由来しているのだろう。 だから、NON STYLEが、フォーマットとしては今までどおりの漫才コントであり、それで手数がナイツを上回っているとしたらそれは指摘されるべきことではあるだろう(ノンスタの漫才のボケの数を数えたのは、偉いと思います)。↓(以下、引用。) NON STYLEが決勝の1本目で披露したネタでは、ボケの回数がなんと51回。手数では並ぶものはないと思われていたナイツをも上回っているのである。 しかし、それがN