■そもそもゴシックってなんですか? 四日市:ビジュアル系についてよく知らない俺からするとまあ、GLAYやLUNA SEAなどのイケメン系直球世代でもあるんですが、スノッブぶってそのルーツはポジパンですよね、なんて言ってみるわけですが。 相馬:ポジティブ・パンクですね。 四日市:日本だとAUTO-MODやThe Willardあたり。白塗りに黒服。今のビジュアル系に比べるとホラーっぽい印象ですよね。 相馬:これはなんだろう。ちょっとゴシックぽい。 四日市:まさに。そのルーツはゴシック・ロックとも呼ばれます。バウハウス、ジョイディビジョン。というか、ゴシック・ロックの方が通称として適切な気がします。ポジティブって、見た目も音楽も感覚的に全く逆方向の単語だし。 相馬:もともとデヴィッド・ボウイなどもゴシックと呼ばれてたと友人から聞きましたが、なんでなんでしょうね。ただ、先ほど挙げてた日本の方は、
【ランキング】2009年ハマったドラマベスト10発表!1位は圧倒的な支持を得た『ブザー・ビート〜崖っぷちのヒーロー〜』!
こんにちわ。 来年三月に展覧会をさせていただく井桁裕子です。 「人形」を作っているのですが、自己紹介も兼ねて人形のことを書いてみてはと勧めていただき、お邪魔しております。 人形と言っても幅広く、自分の作っているものを人に説明しようとすると話が長くなるので、普段は写真を見せて一挙解決というのが恒例なのですが、これをまじめに試みるとおのずと自分のルーツを調べる形になりそうです。 私は球体関節の人形を主に制作しています。なのでそれについての話から始めてみます。 球体関節人形といえば、四谷シモン氏のことをご存じの方も多いと思います。もともとはポーズ人形をつくっておられたのを、澁澤龍彦氏が1965(昭和40)年「新婦人」という雑誌で紹介したハンス・ベルメールの人形の写真に衝撃を受けて、布などの材料をみんな捨ててしまった...というエピソードは有名です。 四谷シモン「ドイツの少年」 ヨーロッパのビスク
私の人形制作第2回 人形のルーツ 井桁裕子 人形と彫刻の違いはいずこに、という話で前回は終わりましたが、そういう会話になるのは私の作っているのが実際の人をモデルにした肖像人形だからです。 普通は肖像というのは彫刻や絵画の話ですから、人形でやっている方がヘンなのです。 04年と06年に熊本市現代美術館で「生き人形」の展覧会があり、話題を呼びましたが、これらはあまりに精密で、とりわけ大きな物には圧倒的な存在感があります。 左)松本喜三郎、貴族男子像 右)鼠屋伝吉、農夫全身像 木戸銭を取って見せるような規模の「見せ物」になってくると、西洋から来た彫刻の概念と比べる話も成り立つのでしょう。 人形は、もともとその姿を公の場で鑑賞するというものではなかったわけで、人形の起源ということに触れた本があります。「人形歳時記」(婦女界出版社)という、江戸中期から続く雛人形問屋・吉徳に生まれた著者・小林すみ江氏
私の人形制作第3回 コミュニケーションと肖像人形 井桁裕子 人形を凝って作り始めると、そこにXXが宿る XXを漢字2文字で埋めて下さいと言ったら、何を入れるか、回答を募集してみたいですが....。 「魂が宿る!」と言いたくなる人がきっといるのですが、それはオカルト方面に行っちゃいますので、やっぱり漢字2文字という限定でないといけません。 私が自分で人形を作り始めたのは、ただ可愛くてよくできた人形が売っていないから自分で作ろうとしたというのが始まりです。その後、自分の自画像としての人形を制作し、しばらく人形をお休みしました。しばらく写真を撮ったりして、やがて現実の人の顔を粘土で作るように なりました。はじめは彫塑習作、といった感じで、顔だけ作ってみたり、何をどうしたいのかよくわからないまま作った生首を並べていました。 ある時、美貌の歌手Mさんにモデルをしてもらった折りに、体も作りたいので全身
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