天使館ダンス現在『展示するカラダ』構成・演出・振付 笠井瑞丈 2021年4月21日 ブログ, 笠井叡 天使館 ダンス現在 「展示するカラダ」 構成・演出・振付 笠井瑞丈 2011年4月11日・13日14日 笠井瑞丈が西洋古典音楽の最高峰のひとつと言われるJ・S・バッハの「フーガの技法」に挑んだ。 ピアノ演奏は高橋悠治。用いられた譜は「未完成の草稿譜」ではなく、1986年に初めて出版されたバッハの自筆譜そのものである。高橋悠治によれば、この譜は初めの主題が単純な対位法によるものから、リズム的にも音楽的にもだんだんと複雑さを増していくように配列されている。 フーガはソナタ形式のように、一つの主題を様々な音楽形式によって構成されるものとは異なり、多様な多声的音楽によって展開される技法である。人間の運命になぞらえて言うならば、ソナタ形式が人間には、はかり知ることのできない出会いや出来事に