私は「変な人」マニアだ。マニアといってもフェティシスムのようにそれらを「所有」したいとは思わないが。 現実から乖離した「変な人」ほど私にとってはリアリティがある。「オタク」というシニフィアンを好んで分析するのもそのせいかもしれない。 変な人の言葉は、日常に蝕まれた私の中にはない言葉が多い。新しい言語という意味ではなく、彼らとの会話の中で使う言語が違う意味を持ったりすることを言っている。 だから私は学生時代から、ゲイバーやビアンバーを飲み歩いていた。ショー関係をするところはお金が高いのでなかなか行けなかったが、社会人になって行った六本木の「金魚」のショーには感動した。無理矢理連れて行った友達は微妙な顔をしていたが。宝塚歌劇は好きな子だったので大丈夫だと思ってたがそうでもないらしい。 私はいわゆるヘテロ=異性愛者だ。好奇の目で同性愛者を見ていると言われたら反論しようがない。しかし同性愛者に限ら