涼宮ハルヒの憂鬱 谷川 流 いとう のいぢ はい、そうです。いまさらハルヒです。流行おくれは重々承知ですが、このエントリは、単にハルヒ祭りに便乗して騒ぎたい人たちではなく、ハルヒが本当に好きな人、あるいは本当に嫌いな人、そして、いまだに「ハルヒって何?」と言っているような人にこそ読んでいただきたいので、この時期でちょうどよかったのかな、と思っています。 タイトルの件ですが、確かに、ハルヒは哲学というには無理のある点も多いと思います。また、哲学っぽい側面を持たせることで、萌えに対する抵抗感を和らげる、という意図もあるはずなので、まんまと相手の思惑に乗せられているのかもしれませんが、ライトノベルにしては哲学的な側面が多いという点は事実だと思うんですよね。 実際、ネット上を検索しても、内容の哲学っぽさに触れているサイトは数限りなく出てきます。しかし、残念なことにそのほとんどは、ただ「哲学っぽかっ