“アイドル戦国時代”と称される現在、既存のアイドル像にとらわれない独自の個性、アプローチをするアイドルが数多く生まれてきた。SPANK HAPPY『エレガントの怪物』をカバーし、松隈ケンタ、he、susquach(スペルチェックお願いします。)らの制作楽曲を歌い上げるなど、バンドサウンドを大胆にフィーチャーするアイドルグループ・BiS。楽曲のみならず、その活動にも注目が集まる彼女たちの仕掛人でももある渡辺淳之介氏に話を聞いた。また、巻末にはBiS本人らの話も掲載する。 インタビュー・テキスト:石井龍 ーーまず始めにBiSが生まれた経緯を教えてください。 渡辺淳之介(以下:渡辺):もともとプー・ルイというアーティストを担当していたのですが、もっと音楽的な側面を広げていきたいという思いがあり、音楽配信サイトの「ototoy」さんに相談したんです。「連載を始めましょう」という話しになり、そ