エッセイ 『少年育成』 2003年11月号 8~14頁 少女への性幻想を考える 森岡正博 このエッセイは、完全に書き直して、『感じない男』(ちくま新書 2005)に収録しましたので、そちらをご覧ください。 1 少女たちが性犯罪の被害に遭う事件が、あとを絶たない。東京の赤坂で女子小学生たちが監禁された事件は記憶に新しいが、その後も、都立高校一年生の女性が行方不明になったあと殺されるという事件が起きている。犯人はともに独身男性で、事件発覚後に自殺した。 ところが、これらの犯罪に巻き込まれる少女たちは、単なる被害者とは言えないのではないかという感情が、人々から沸き起こってきているように見える。な ぜなら、最近の出会い系サイトなどの状況を見ても、少女たちがみずから援助交際をもちかけているケースが少なくないからである。赤坂の事件のあと、鴻池祥 肇大臣は、赤坂の事件の小学生は「加害者か被害者か分からな
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