昨年12月、いわゆる「カジノ法案」が国会で可決し、いよいよ日本でもカジノが作られる機運が高まっている。これについて、都内の大手パチンコ店の店長は、 「カジノの客とパチンコの客は別ですから、共存共栄できると思っています。なんといっても駅前にサンダル履きで気楽に行けて楽しめるというパチンコの魅力は侮れないですからね」 だが、そう安穏としてはいられない驚くべき事態が、ひたひたと迫っているのである──。 パチンコのように手軽に行ける「ギャンブル場」は、世界中のどこにもない。そんな風向きが劇的に変わろうとしているのは、パチンコ店への規制が強化されていることによる。 「パチンコ店はお客さんを呼び込むためにイベントと称してタレントを呼んだり、出玉開放デーというような派手な宣伝を仕掛けていたんですが、4、5年前から、『自粛するように』と警察から指導を受けるようになりました。逆らうと違法台を使用しているので
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