1月11日は成人の日だった。 テレビでは晴れ着姿の「新成人」の姿や、毎年恒例の「荒れる新成人」の姿がメディアを騒がせた。ちなみに私は「荒れる新成人」報道は安易な若者バッシングに繋がるので、どうにかした方がいいと毎年思っているが、思っているだけで特に何もしていないという立場だ。だからちょっと書いてみた。 さて、そんな私が成人となったのは20年前。成人式からもう20年も経つのだ。 思い出すことと言えば、20歳のお正月、一通も年賀状が届かなかったこと。友達もなく、お金もなく、バイトをするだけで自分が何をしていいのかさっぱりわからずリストカットを繰り返すという、言わば「どん底」だったのが20歳だった。 なぜ、友達すらいなかったのかというと、必死で「キャラ変」をしていた頃だったからだ。私は高校を卒業した1993年に美大の予備校に入るため上京しているのだが、同時期、多くの友人が上京した。といっても「学