リオデジャネイロ五輪で、卓球男子団体の日本チームがメダルを確定させるなど卓球競技が盛り上がる中、卓球台のデザインにも注目が集まっている。脚部が「X」型で、流線型の重厚感のあるつくりが「かっこいい」と話題だ。 この卓球台の名称は「Infinity(無限=∞)」。日本のメーカー三英(千葉県流山市)が開発したものだ。ウォークマンのデザインなども手がけたソニー出身のプロダクトデザイナー・澄川伸一氏がデザインを担当。木製の脚部には東日本大震災で被災した岩手県宮古市産の木材を採用し、高級家具メーカーの天童木工(山形県天童市)が制作を手がけた。 三英の三浦慎社長のインタビュー記事(PDF)によると、和のテイストとブラジルらしさを融合し、東日本大震災被災地の復興への思いを込めて制作したという。合板で複雑なデザインを実現するため、高い技術を持つ天童木工に制作を依頼したことなども明かしている。 デザイナーに澄