内閣府が23日発表した「外交に関する世論調査」によると、中国に「親しみを感じない」と答えた人は対前年比0・1ポイント増の80・7%となり、1978年の調査開始以来最高となった。 「親しみを感じる」は同0・1ポイント増の18・1%だった。 日中関係を「良好だと思わない」は91%で、前年(92・8%)とほぼ同じ水準だった。調査結果について外務省は、尖閣諸島をめぐる問題などが日本人の対中感情悪化に影響していると分析している。 韓国については、「親しみを感じない」が対前年比1ポイント減の58・0%。この割合は、李明博(イミョンバク)前韓国大統領が竹島に上陸した後の昨年調査で急増(対前年比23・7ポイント増)、今回も高い水準だった。日韓関係を「良好だと思わない」は同2・8ポイント減の76%だった。 一方、日米関係が「良好だと思う」は同4・5ポイント増の83・8%で最高となった。 調査は今年9、10月