ブラックホール撮影の陰に日本の技術 山根一眞氏語る『スーパー望遠鏡「アルマ」の創造者たち』著者2019 / 5 / 23 ブラックホール観測成功のニュースは記憶に新しい。観測の実現は世界6カ所、連携した8台の電波望遠鏡群だ。6カ所のうち最大の貢献をしたのが、南米チリのアルマ望遠鏡だ。長年にわたり同望遠鏡建設プロジェクトを取材し、2017年に『スーパー望遠鏡「アルマ」の創造者たち』(日経BPコンサルティング)を刊行したノンフィクション作家の山根一眞氏に、観測成功に寄せて、万感の思いを寄稿してもらった。 ◇ ◇ ◇ 2019年4月10日、午後10時7分、東京の学術総合センター(千代田区一ツ橋)で始まった緊急記者会見で国立天文台水沢VLBI観測所教授の本間希樹さんは、こう語り出した。 「ブラックホールは天文学者が100年追い続けてきましたが、まだ見たことがありませんでした。そこで世界の1
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