「もう、学校に行きたくない」 小学2年生の美桜(みお)さんはある日突然、父にこう打ち明けました。 きっかけは学校で肌の色をからかわれ、いじめを受けたことでした。 しかし父親が描いた絵本に救われ、今では学校に楽しんで行っています。 最愛の娘を救った絵本に込められた父の思いとは。 (おはよう日本ディレクター 山田加奈子) 2020年、父親に打ち明けたブレイスウェイト美桜さん(当時8歳)です。 アフリカ系カナダ人の父親と、日本人の母親の元に生まれました。 神奈川県の公立小学校に通う美桜さん。複数のクラスメートから肌の色を理由にあだ名をつけられたり、からかわれたり、いじめは4か月にわたって続いたといいます。 それでもなんとか学校に通い続けましたが、ある日、我慢も限界に達しました。